【リアル体験談】アメリカで中絶の薬を飲みました。

前回の続きを書きます。
お友達から聞いた
お薬での中絶体験のリアルなお話です。

個人の責任で読み進めてください。
本内容は個人の感想です。

以下、時系列でAちゃんの言葉で書いていきますね。

※台湾人のAちゃんの日記を和訳しているので
表現がぴったりじゃない場合もありますが
できるだけ忠実にAちゃんの気持ちを聞きながら訳しました。

********************

付き合ったばかりの彼氏の子を妊娠して
2人で話し合って
お互いの状況を考えた結果
お薬で中絶することにしました。

病院で聞いた説明など、
記録として残していきます。

アメリカ留学中で
同じ経験をされる方がいれば
役に立てばいいし

できるだけこの悲しい経験をする人が
少なくなればいいなと思います。

生理がこなくて
市販の妊娠検査薬を使って
妊娠してることがわかってから

その翌週に病院に行って
病院の結果も妊娠7週目といわれました。

彼氏に状況を報告して
ビザの問題もあって
お互いに今産める状況じゃない
ということで一致して

解決策を探していた中で見つけたのが
「お薬で中絶する」という方法でした。

※日本ではお薬での中絶は禁止されています。

妊娠9週目までの人は
約98%の確率で
自然に流産したように
子供を堕ろせるという
出産よりも安全性の高い方法。

中絶の薬は
「abortion pilis(アボーション ピルズ)」
と呼ばれ、
大きく分けて
2種類の薬を飲んで中絶を行います。

1種類目が妊娠のホルモンを止めるお薬。

これを飲むとお腹の中の
赤ちゃんの成長が止まります。

2種類目はその24時間後に飲んで
お腹の中で死んでしまった
赤ちゃんとその血のベッド
(前回くるはずの生理がこなかったのは
この赤ちゃんのベッドになったからです)
をズルっと子宮から
排出させるお薬です。

病院でお薬をもらうまで、
飲んでからの詳しい話をしていきます。

病院に行って
もう一度、妊娠の確認と
意思の確認がありました。

エコー(アメリカではウルトラサウンドと呼ばれます)をして
お腹の赤ちゃんが
中絶できる状態(すでに死んでいないか、
順調に育っているか)を確認します。

まさかのエコーの写真を
記念にもらえました。

この写真のお陰で
この中絶の体験は
一生忘れることはないと思います。

お腹の赤ちゃんが問題なく
育っていることが確認できたら

次は意思の確認です。

パートナー(彼氏)はあなたの妊娠、中絶のことを知っていますか?

誰かに強制されて中絶の決断をしていませんか?

お家や周りで誰かに暴力を振るわれるような環境ではありませんか?

中絶することに迷いはありませんか?

ここで、中絶することに迷っていることを伝えれば
中絶の薬はもらえません。

もし迷っている場合は
情報が漏れない相談先の電話番号を教えてもらったり
家族や彼に相談しなおして
出産に至る人ももちろんいます。

私の意思は固かったので
迷いがないこと
家の環境などに問題がないことを伝えましたが

人によっては
近親相姦を含む家庭内暴力や
彼からの暴力で
悩んで苦しんでいる人もいるんだろうなと思うと
自分は恵まれた環境だということを感じました。

妊娠していること、
中絶できる状態であること、
意思が固いこと、

こらが確認できたら、
あとは薬の飲み方や注意点を聞きます。

ここからが中絶のお薬の飲み方です。

私が薬を飲んだのは月曜日。

朝の11時に病院に行き、
1種類目のお薬はお医者さんの目の前で飲みます。

薬の名前は
ミフェプリストン。

これが妊娠ホルモンを止めるお薬です。

11:30amに飲みました。

実際には
無理やりホルモンを止めるので
飲んでから吐かないように
安全性を高めるように
抗生物質も一緒に飲みました。

大きな丸い白いお薬(ミフェプリストン)

青い大きなタブレットの抗生物質を飲みました。

その後、病院を離れて帰宅したんですが
ミフェプリストンを飲んで
15分ぐらい経ってから
吐き気が結構あって
車の運転もツラくて
でも途中で車を停めるわけにもいかず
とりあえず気を紛らわしながら
運転を続けました。

どこに向かったかというと
地元の薬局です。

病院から薬局に処方箋の情報がメールで送られ
それを取りに行く仕組みです。

薬局でもらったのは
痛み止めのイブプロフェン。

処方されたのはこれだけで
ほかに自分で買うものは2つ。

生理が1番ひどい2日目の夜用の
オムツぐらい大きいナプキンと

24時間後に飲む
2種類目のミソプロストール
というお薬を吐き出さないようにする
吐き気止めの薬。

ちなみに吐き気止めの薬は
Dramamine(ドラママイン)というお薬。

これらを買ってから
自宅へ。

1種類目の妊娠のホルモンを止めるお薬を飲んでから
1〜2時間は気持ち悪いのが続きましたが
お昼ご飯を食べたら気持ち悪さが落ち着きました。

夕方には体調がよくなって
晩ご飯にはスーパーで買った
お寿司を食べられるほどでした。

そのまま夜は何事もなく寝て、
いざ2種類目のお薬、
ミソプロストールを飲む日がやってきました。

朝は食欲はなかったんですが
何か食べてから薬を飲まないといけないので
スイカやパイナップルを少し食べました。

お医者さんに言われたのは
24時間後に飲むということで、
お昼の12時になるのを待ちました。

わかりやすく
ここでお薬を飲んだ順番をタイムスケジュールをまとめます。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

8/6 月曜

10:30 病院で診察&薬をもらう
ちなみに留学生ということで収入がないので全部無料。費用負担なし。

11:45 病院で1種類目のお薬
ミフェプリストンと抗生物質を飲む。

これで妊娠のホルモンが止まって
赤ちゃんの成長が止まる。

12:15 地元の薬局でイブプロフェン(痛み止め)、吐き気止め(ドラママイン)1番大きいサイズのナプキンを買う。

薬局に行くまでの間に吐き気に襲われながらも
なんとか気を紛らわして運転しながら薬局にたどり着く。

ここでは合計で2000円ぐらい払いました。

帰宅して家でゆっくり。

ざる蕎麦を作って食べる。

吐き気が治る。

夕方にスーパーに行って晩ご飯にお寿司を買って、家で食事。

夜もゆっくりしていつも通り寝る。

8/7 火曜

9時ごろに目が覚める。

朝ごはんを軽く食べてダラダラ。

12:00 Dramamine(吐き気どめ)を飲む。

その30分後の

12:30 ついに
ミソプロストール
を飲む。

このときの飲み方が独特で
4粒のお薬を
2粒ずつ、ほっぺたの内側と歯の間に入れて
この状態を30分放置します。

少しずつお薬が溶けて
口の中に苦味を感じます。

これでゆっくり体内に
浸透させてるのかなと感じます。

30分口の中に放置した後に
まだ塊があれば、
お水で全部飲み込みます。

うがいする感じで
口の中にこびりついたようになってた
お薬のカケラを飲み込みます。

そのまた30分後の
13:00 痛み止めのイブプロフェンを飲みます。

これは痛みを感じていないなら飲まなくてもいいんですが
私は念のため飲んでおきました。
ミソプロストールの服用後
お医者さんの説明によると
4時間以内に出血が始まる人が多いそうで
テレビを見て気を紛らわしながら2〜3時間待ちましたが
全然出血する気配がなくて、
少し眠気もあったので寝ることに。

3:30〜6:30 電気毛布で身体を温めながら寝ました。

カイロをお腹に貼るとか
体を温める方が
痛みがましになるそう。

6:30 起きてびっくり!
ベッドが血の海でした。。。

寝ている間に血が出始めているかんじはしていたので
「あ、よかった、出血が始まった」と思いながら寝てたんですが、

目が覚めてベッドから立ち上がり
トイレに向かおうとした時点で
パンツやズボンが濡れて
ずっしり重たいことに気がつきました。

なんとかトイレに辿り着いて
ズボンとパンツをおろした瞬間
トイレのボウルの中に
ドバドバっと血が
流れ落ちていくのがわかりました。

1番大きいサイズのナプキンでも
全然吸収しきれなかったことが
よくわかりました。

ナプキンには大きなレバーのような
血の塊が。

座った瞬間にも
子宮からドバドバっと
血の塊が落ちるのも感じました。

だるい体にムチを打って
血まみれになった便座や床、
丁寧にそこらじゅうを拭いて周り

血まみれになったズボンはお洗濯へ。

パンツはゴミ箱へ。

幸いなことに私は留学生ということで
今日1日学校を休むだけで済んだけど
仕事してる社会人なら大変だったと思います。

頭がぼーっとして
仕事ができるような状況ではありません。

その後も血は出続けたものの
こまめにナプキンを変えることで
初回のような惨劇になることはなく
済みました。

また、心配していた
子宮の痛みやけいれんも
少ししかありませんでした。

本当にこれは幸いでした。
痛み止めの効果でしょうか。

自分の身体の強さにも感謝しました。

次の日、水曜の朝

普段の元気な自分に戻ったことを起きた瞬間から感じました。
妊娠中のだるさや気持ち悪さは一切なく
今からランニングでも
筋トレにでも行けそうな
エネルギッシュな自分を感じました。

でも、ふとひとりの瞬間に
自分がやったことを考えると
本当に自分の決断が正しかったのか
そんな気持ちになると
涙が止まらなくなりました。

もう取り返せないもの
不妊で悩んでいるたくさんの人が
欲しがっている
赤ちゃんを堕ろした自分。

意味があって授かった赤ちゃんを
殺す権利が本当に
自分にはあったんでしょうか?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

あとは2週間後にまた病院に行き
本当に中絶が完了しているかを確認します。

万が一まだお腹に赤ちゃんや
なにかが残っている場合は
子宮に危惧を入れて
中身を出す手術が必要になります。

ちなみに、
この中絶のお薬を飲んだあとの注意点としては
次の診察でお医者の許可が出るまでは
性交渉は禁止。

あと温泉や銭湯、プールなども禁止です。

普段より子宮口が開いているので
バクテリアなどに感染する可能性が高いためです。

2種類目のお薬を飲んでから
生理のような出血が1週間ほど続き
血が止まったので
一度自宅で妊娠検査薬を使用。

無事に”Not pregnant”(妊娠していない)
というサインを確認。

その1週間後にまた病院へ。

エコー、尿検査で妊娠していないこと
中絶がうまくいったことを確認。

これで晴れて
中絶の工程がすべて完了しました。

この病院だけでも
1週間で20人ほどの女の子が
中絶の薬をもらいにくるそうです。

つまり、1ヶ月に80人。
この病院だけでこの数と言えば
アメリカ全体、
世界全体では
一体、1日にいくつの命が
お薬で消されているんだろう、
と恐ろしく感じました。

私の母国、台湾でも
周りで何人か中絶手術をした友達がいて
とても辛そうだったので
私の場合はお薬で
痛みもかなり少なく終えられたことは
本当にありがたいことだと感じました。

人によっては中絶後に、
自分のしたことの恐ろしさに
鬱病を患う人も少なくありません。

セラピーに通う人も多くいます。

今回のことはきちんと心に留め、
二度と同じことを繰り返さないこと
望まない妊娠をする人が
世界から少なくなることを祈ります。

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